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ユーザーを惹きつける「余白」のデザインテクニック【Figmaテンプレート付】

ユーザーを惹きつける「余白」のデザインテクニック【Figmaテンプレ付】

デザインにおける「余白」とは、単なるスペースではなく、UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させるための重要な要素です。適切な余白を設定することで、情報の可読性が向上し、視覚的なストレスを軽減することができます。

本記事では、デザイン初学者でもわかりやすく学べる「余白」の重要性や利点、効果について詳しく解説し、デザインの原則としての「近接」と「余白」のバランスを考慮したデザインの注意点についても触れていきます。


目次

  • 1. デザインにおける重要な概念
  • 2. 「余白」とは?
    • | 2-1. 「余白」の基本概念
    • | 2-2. 「余白」を活用する重要性
  • 3. 「余白」によるデザイン効果
    • | 3-1. 要素同士の関連性の表示
    • | 3-2. 視覚的なストレスの軽減
    • | 3-2. ブランドイメージの強化
  • 4. 「余白」の作り方
    • | 4-1. 「余白」の設定
    • | 4-2. ケーススタディ【Figmaテンプレ活用事例】
  • 5. 「余白」を使用する際の注意点
    • | 5-1. 過剰な余白に注意
    • | 5-2. デザイン全体の調和を考慮
  • 6. まとめ
  • 7. デザイン研修会でデザイン思考を学びませんか?
  • 8. 関連記事

1. デザインにおける重要な概念

まずはじめに、デザインにおいて特に重要な概念は、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)です。

UIはユーザーが製品やサービスと直接対話する部分であり、ボタンやメニューなどの視覚的要素を含みます。

一方、UXはユーザーが製品を使用する際の体験全体を指し、感情や思考、行動に影響を与えます。

UI/UXを向上させるためには、

・ユーザビリティ:どれだけ簡単に使用できるか

・視認性:見やすさ

・可読性:読みやすさ

が重要です。

これらを意識することで、ユーザーの満足度を高め、企業の価値向上につながります。

ユーザー視点でのデザインが、より良い体験を提供する鍵となります。


2. 「余白」とは?

デザイン、特にウェブデザインにおける「余白」は、視覚的な要素として非常に重要な役割を果たします。余白は、「ネガティブスペース」とも呼ばれ、コンテンツとコンテンツの間、またはコンテンツとページの端との間に存在する空間を指します。この余白は、単なる「空白」ではなく、デザイン全体の質を高めるための重要な要素です。

| 2-1. 「余白」の基本概念

デザインにおいて「余白」は非常に重要な要素ですが、具体的にどこに着目すれば良いのでしょうか?

以下に、余白に関して特に注目すべき4つのポイントを解説します。

カラム間隔(Gutter)

カラム間隔は、複数のカラムを持つレイアウトにおいて、カラム同士の間に設けられる余白です。これにより、各カラムの内容が明確に分かれ、視覚的な整理が促進されます。

パディング (内部余白/Padding)

内部余白は、要素の内側に設けられる余白です。

例えば、ボタンやテキストボックスの内部にある余白がこれに該当します。

内部余白を適切に設定することで、要素内のコンテンツが窮屈に見えず、視覚的に心地よい印象を与えることができます。

マージン(外部余白/Margin)

外部余白は、要素の外側に設けられる余白です。

異なる要素同士の間隔を調整するために使用されます。

外部余白を適切に設定することで、要素同士の関係性を明確にし、全体のレイアウトを整えることができます。

行間(Line Height)

行間は、テキストの行と行の間に設けられる余白です。適切な行間を設定することで、テキストの可読性が向上し、ユーザーが情報をスムーズに読み取ることができるようになります。

| 2-2. 「余白」を活用する重要性

また、「余白」を用いたデザインは、ユーザーや企業にとって様々な利点を生み出します。

ユーザー側の利点

・可読性の向上:テキストの行間や段落間の余白が適切であれば、ユーザーはストレスなく情報を読み進めることができます。

・視認性の向上:テキストや画像の周りに余白を設けることで、情報が整理されます。要素が詰まりすぎていると、視覚的な混乱を招き、ユーザーが必要な情報を見逃してしまいます。

・焦点の明確化:ユーザーの注意を引くための効果的な手法としても機能します。重要な情報やアクションボタンの周囲に余白を設けることで、ユーザーはその特定の情報に焦点を当てやすくなります。

・デザインの洗練:余白があることで、デザインが洗練され、よりプロフェッショナルな印象を与えることができます。デザイン全体の美しさを引き立てます。

企業側の利点

・コンバージョン率の向上:余白を適切に配置することで、ユーザーがアクションを起こしやすくなります。例えば、購入ボタンや登録フォームの周囲に余白を設けることで、ユーザーがそのボタンに注目しやすくなり、コンバージョン率が向上する可能性があります。

・ユーザー離脱率の減少:過密なデザインはサイト内でユーザーを迷子にさせます。情報を整理することで、ユーザーは必要な情報を迅速に理解でき、サイトに滞在する時間が延びるため、離脱率が減少します。

・リピート顧客の増加:余白を効果的に使用によりUI/UXが向上することで、ユーザーは快適にサイトを閲覧でき、ストレスを感じることなく情報を得ることができます。これにより、リピート訪問の可能性が高まります。



3. 「余白」によるデザイン効果

「余白」を適切に活用することで以下の効果をもたらします。

  1. 3-1. 要素同士の関連性の表示
  2. 3-2. 視覚的なストレスの軽減
  3. 3-3. ブランドイメージの強化

| 3-1. 要素同士の関連性の表示

「余白」とデザイン4原則「近接」の関係性

デザインの4原則とは、視覚的なコミュニケーションを効果的に行うための基本的なガイドラインです。以下の4つの原則が含まれます。

近接(Proximity)

関連する要素を近くに配置することで、情報の関連性を強調します。

整列(Alignment)

要素を整然と配置することで、視覚的な一貫性と秩序を生み出します。

反復(Repetition)

デザイン要素を繰り返すことで、統一感を持たせ、ブランドの認識を高めます。

対比(Contrast)

異なる要素を対比させることで、重要な情報を際立たせ、視覚的な興味を引きます。

「近接」との両立

【デザイン入門 研修会】ユーザビリティを意識したデザイン【社内にデザイン思考を浸透させる】【Engineerforce】【コンサルティング事業部】

特に「近接」は、関連する要素同士を近くに配置することで、”意味のあるまとまり”を作り、情報の結びつきを直感的に示します。

一方で、「余白」は要素間の空間を確保することで関連性を薄め、他の情報と差別化します。

目的に応じて、「近接」と「余白」を両立させることで、視覚的に魅力的で理解しやすいデザインを実現することが可能です。

| 3-2. 視覚的なストレスの軽減

視覚的なストレスを軽減するためには、情報の周囲に「余白」を設けることが重要です。

余白を確保することで、要素同士の距離が生まれ、情報が窮屈に見えなくなります。

これにより、視覚的な負担が軽減され、読者が内容をより快適に受け取ることができます。結果として、情報の理解度や記憶にも良い影響を与えることができるでしょう。

| 3-2. ブランドイメージの強化

「余白」を多く活用しているサイトは、”洗練された印象”や”プロフェッショナルな雰囲気”、”高級感”を与えることができます。

一方で、「余白」を抑え、情報を豊富に提供する場合は、”安心感”や”親しみやすさ”、”お手頃感”といったイメージを創出します。

例えば、高級ブランドの「エルメス」と、比較的安価な「しまむら」のECサイトを比較してみましょう。

「エルメス」では、製品名と画像という最低限の情報のみを表示し、広い余白を取っています。

それに対して、「しまむら」では、製品名と画像に加え、お得な情報やフェアについても発信しています。

「エルメス」

広い余白により”洗練“された印象に

エルメスのECサイト

「しまむら」

余白を抑えて”親しみやすい”雰囲気に

しまむらのECサイト

このように、「余白」を効果的に用いることで、ブランドのメッセージや価値を明確に伝えることが可能です。


4. 「余白」の作り方

| 4-1. 「余白」の設定

「余白」を設定する際には、一定の法則を設けることで作業がスムーズになります。

「余白」の設定方法

例えば、8の倍数や4の倍数、5の倍数を基準にすると良いでしょう。

具体的には、8の倍数であれば、8px、16px、24pxといった具合に設定できます。

また、4の倍数であれば、4px、8px、12px、16px、20px、24pxなどが考えられます。

ただし、細かすぎる区分は逆に混乱を招くことがあります。そのため、できるだけ8で割り切れる数を優先し、無理な場合は4で割り切れる数を選び、それでも難しい場合は偶数を使うと良いでしょう。

このように、一定の規則に従って余白を設定することで、全体的なデザインに統一感が生まれ、視覚的なストレスを軽減することができます。

| 4-2. ケーススタディ【Figmaテンプレ活用事例】

では実際に「余白」を活用したデザイン事例を見ていきましょう。

今回は、”高価格帯の製品のセールスポイントを紹介するウェブページ”を想定しています。

「余白」を活用したデザイン事例
❌ 悪い例:「余白」を活用していない場合🔵 良い例:「余白」を活用した場合
各要素の余白のpx数がバラバラ:画像と下部の各見出し、「もっと見る」の余白が統一されていない。各要素の余白のpx数を統一:8の倍数である24pxと32pxで統一する。
要素同士が密集している: 画像同士の余白が小さく、窮屈な印象を与えている。要素同士が密集を解消:Imageの間の余白を40pxで統一し、個々の要素に着目させる。
情報の関連性が曖昧:「本製品の特徴」と画像の余白が広く、要素同士の関連性が弱まる。情報の関連性の明確化:「商品」と「本製品の特徴」の間を72pxに設定し、「本製品の特徴」とImageを48pxにすることで、要素同士の関連性を示す。
着目すべき点が不明確:「もっと見る」CTAボタンの余白が十分に確保されておらず、テキストと差別化されていない。着目すべき点の強調:「テキスト」と「もっと見る」の間を24pxに設定し、余白を確保することで、CTAボタン(「もっと見る」)を目立たせる。
全体の余白を8の倍数で統一し、十分なスペースを確保することで、サイト全体の高級感を創出。

「余白」を活用していない左図のデザインは、全体的に煩雑であり、ユーザーにとってのアクションがわかりにくいサイトという印象になっています。

一方で、「余白」を意識した右図のデザインでは、8の倍数で余白を統一し、カラム間の余白や適切なパディングとマージン、テキストの行間に隙間を開けることで”洗練された印象”を創出し、企業イメージにあったサイトレイアウトを作ることができます。

また、CTAボタンのパディングに十分な余白を設置することで、ユーザーがとるべき次のアクションが明確になります。


5. 「余白」を使用する際の注意点

「余白」の効果を最大限にするために、以下の2点に注意して活用することが重要となります。

| 5-1. 過剰な余白に注意

余白を設ける際には、過剰にならないように注意が必要です。余白が多すぎると、逆に情報が散漫になってしまうことがあります。ユーザーは必要な情報を見つけるのに苦労し、結果としてサイトの使い勝手が悪化する可能性があります。適度な余白を保ちながら、情報が明確に伝わるように心がけましょう。

| 5-2. デザイン全体の調和を考慮

余白の量や配置を決定する際には、デザイン全体の調和を考えることが重要です。余白が不均一であったり、他のデザイン要素とバランスが取れていない場合、全体の印象が損なわれることがあります。各要素との関係性を意識し、視覚的な一貫性を保つことで、より洗練されたデザインを実現できます。


6. まとめ

デザインにおいて重要なのは、UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を理解し、ユーザーのニーズに応えることです。

「余白」とはコンテンツとコンテンツの間のスペースのことを指し、余白を適切に活用することで、情報同士の関連性を示し、可読性や視認性を向上させ、焦点を明確にする効果があります。

特にカラム間隔、パディング、マージン、行間といった「余白」は重要な要素となり、コンバージョン率の向上やユーザー離脱率の減少にもつながります。

「余白」を設定する際には、四の倍数など一定の法則を設けることが重要であり、デザインの原則である「近接」との両立を意識し、バランスの取れたデザインを心がけることで、情報の関連性を直感的に理解しやすいデザインを実現できます。

ただし、過剰な余白には注意が必要で、情報が散漫になる恐れがあります。

そのため、ぜひFigmaテンプレートを用いて実践し、「余白」の効果を理解することで、UI/UXに優れたウェブデザインを行っていきましょう!


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8. 関連記事

以下の記事では、デザイン4原則のうち「整列」に着目し、要素の揃え方を解説しております。

「余白」の揃え方のヒントにもなりますのでぜひ参考にしてみてください!

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